「、、、、何してんだよ」


「ご、ごめんなさい。滑っちゃって」


「はぁ〜、、、ほら」














呆れながらも手を差し出してくれる南くんは、太陽に当たっていて本物の王子様みたいに見える。

なんて、大げさかな?














「ほ、本当に迷惑ばかりかけてごめんなさい」


「別にいい。それよりびしょ濡れだけど大丈夫なの」


「教室にジャージがあると思うから多分、、、クシュンッ!」

















あ、さすがにまだ春だし少し寒くなってきたかも、、、。風邪ひきたくないし早く中に入ろう。

















「南くん。教室戻ろう」


「やっぱ寒いか。」




バサッ___





「え?」


「それ着といて」