「はぁ、はぁ、はぁ」
私は、全速力で走って、
今は使われていない厩舎にきた。
ここは、
生徒たちの溜まり場で、
何かしらイベントごとで使えるからと、
ずっと壊さないであるらしい。
私は、壁に背を預け、
ふーっと、息を整える。
少し寒い空気が、
私に現実を叩きつけた。