世界一の告白

先輩の声が体育館に響き、
ライトがゆっくりと消えていった。
「突然でごめんね」
葵先輩が、ちいさな声で話す。
私は、首を横に降った。
「大丈夫です」
しばらく、私の出番はない。
市原先輩の、見せ場らしい。
私は、色葉先輩から、
この物語のあらすじの紙をもらう。
私はそれを、
ゆっくりとめくった。