世界一の告白

色葉先輩が持ってきたのは、
空と同じ色のドレスで、
お姫様たちが来ているようなのではなく、
もう少し、
落ち着いた感じのドレスだった。
だけど、あちこちに、
私の髪についているような、
白い花がついている。
「じゃあ、きて!」
いったい誰が着るのだろうと
思っていた矢先、
葵先輩が、私に突き出していた。