世界一の告白

「さ、次はドレス!
色葉!」
二人が結い上げた私の髪は、
前髪を編み込みで、右から左にながし、
その先端に、大きな白い花をつけている。
後ろ髪には、
ちいさなお花が刺さっていた。
驚いている間に、次の作業が始まる。
葵先輩の呼び掛けに、
色葉先輩は、元気に答える。
「はい、これです!」