世界一の告白

そこからはもう、
風のように滑らかな動きだった。
私の絡まった髪を、
意図も簡単にほどいていき、
息のあった二人の呼吸で、
私の髪を編んでいく。
「さすが、あの二人！」
さっき、私に笑顔を向けた先輩が、
悲鳴に近い声を出す。
「あの二人の器用さといい、
息のあった動きといい、
右に出るものはないよねぇ」
「まさに...」