赤い子が、体を起こしながら、右に移動した。 派手なアクションで奏でる楽器。 これは、ギターだな。 金髪で長髪の彼に、赤い子は絡みついていく。 演出。 でも、お互いの目が、一瞬見つめあって。 なぜか、あたしは左の人を見た。 笑みの消えた唇を軽くかみしめて、二人に背を向けて。 そこに、矢が、一瞬だけくっきりと見えた。