女人天国

「もう大丈夫だよ」

小さな声で呟いた由良。

それを聞いたゆうきはゆっくり浴槽の中から姿を現した。

「あー、体痛い」

見えないようになるべく体を縮こまらせたので節々が痛い。

由良は由良でゆうきが瑞生の視界に入らないか気が気でなかった。

「見つかったら大変だったね」

クスクスと笑う由良に合わせてゆうきも笑みを漏らす。

「まあ修学旅行の醍醐味ってことで」

「そんな醍醐味聞いたことないよ」

「先生が見回りに来たときみんなで寝たふりするやつ。あんな感じ?」