女人天国

万一に備えてのことだろう。

自室で部屋を探っていたときに見つけたのだ。

鍵を掴み洗面所に向かう。

鍵穴に差し込み回すといとも簡単に開いた。

入って左手に風呂場の扉がある。

中で黒い影がシャワーを浴びている。

由良だ。

「由良ー?」

ゆうきは早速声をかけた。

「瑞生?」

シャワーの音で声が判別できないのだろう。