そして、私は気持ちよくて、つい長風呂してしまった。




あまりに長かったのか、禅が呼びに来た。


コンコン…



「藍羅、大丈夫か?起きてる?」



どうやら、私が寝ていると思ったみたい。



脱衣場の外からだけど、しっかりした声が聞こえた。




「ごめん、もう出る。」




私はそう言って、急いでお風呂ら出ようとしたら、一瞬で目の前がグルっと大きく回った。




そして、次の瞬間…



ドサッと大きな音を立てていた。



「藍羅!?おい、返事しろ!


あけるぞ!」



そんな禅の焦った声が聞こえたけど、私は目の前がぐるぐるしていて答えられなかった。