そして午後になり5時間目、学級会の時間。
「じゃあ、まず最初はクッキーへの自己紹介でもしようかな。出席番号1番からいってみよう。」
1番から順にクッキーに対して、自己紹介が始まった。
男子が半分くらい終わった頃、クッキーは眠くなってきて、小さなあくびが出てしまったが、次の自己紹介をする男の子を見て、眠気が覚めてしまった。
「僕の名前は、月城飛鳥です。得意なスポーツはサッカーです。よろしく。」
そう言って、席に着いた。
もう、クッキーの目は飛鳥に釘付けで、最後の仁の自己紹介なんて、全く聞いてはいなかった。
そして、女子に移りどんどんと紹介していき、女の子にも1人、目を引く子がいた。
「私の名前は、春野きららです。私の好きな人は飛鳥君です。」
そう言った途端、教室中冷やかしの嵐となった。
女子の中には、「きららだけ、ずる〜い。」などという声も聞こえた。
(やっぱり、月城君ってモテるんだぁ〜。だけど、春野さんも凄い人だなぁ。あんなに、はっきり言っちゃうなんて……。)
全員の自己紹介も終わり、いよいよ席替えとなった。
女子は、ほとんどの子が飛鳥の隣に座りたいのだ。
席替えのくじを引き、クッキーの席は窓側の前から3番目。
小さくても、黒板が見える最高の席だ。
まだ、隣は決まっていない。
(いったい、誰になるのかなぁ〜。)
ウキウキして待っていると、隣に長身の飛鳥が立った。
「月城君!」
そう、クッキーの隣は飛鳥になったのだ。
「クッキー、いいなぁ〜」「クッキー、代わってよ〜〜」
女子の羨む声があちこちでしているのだが、クッキーには全く聞こえていなかった。
「クッキー、1学期間よろしくね。」
「こっ、こちらこそ、よろしくね。」
クッキーは、ドキドキしながら辺りを見回すと、マリアはまた仁の隣にいた。
「なんだ、仁。また、マリアの隣かぁ?お前ら、ホント仲いいなぁ〜。先生は妬けるぞ。」
篠田先生は、2人を冷やかした。
なんという先生だ、困ったものだ……。
「じゃあ、まず最初はクッキーへの自己紹介でもしようかな。出席番号1番からいってみよう。」
1番から順にクッキーに対して、自己紹介が始まった。
男子が半分くらい終わった頃、クッキーは眠くなってきて、小さなあくびが出てしまったが、次の自己紹介をする男の子を見て、眠気が覚めてしまった。
「僕の名前は、月城飛鳥です。得意なスポーツはサッカーです。よろしく。」
そう言って、席に着いた。
もう、クッキーの目は飛鳥に釘付けで、最後の仁の自己紹介なんて、全く聞いてはいなかった。
そして、女子に移りどんどんと紹介していき、女の子にも1人、目を引く子がいた。
「私の名前は、春野きららです。私の好きな人は飛鳥君です。」
そう言った途端、教室中冷やかしの嵐となった。
女子の中には、「きららだけ、ずる〜い。」などという声も聞こえた。
(やっぱり、月城君ってモテるんだぁ〜。だけど、春野さんも凄い人だなぁ。あんなに、はっきり言っちゃうなんて……。)
全員の自己紹介も終わり、いよいよ席替えとなった。
女子は、ほとんどの子が飛鳥の隣に座りたいのだ。
席替えのくじを引き、クッキーの席は窓側の前から3番目。
小さくても、黒板が見える最高の席だ。
まだ、隣は決まっていない。
(いったい、誰になるのかなぁ〜。)
ウキウキして待っていると、隣に長身の飛鳥が立った。
「月城君!」
そう、クッキーの隣は飛鳥になったのだ。
「クッキー、いいなぁ〜」「クッキー、代わってよ〜〜」
女子の羨む声があちこちでしているのだが、クッキーには全く聞こえていなかった。
「クッキー、1学期間よろしくね。」
「こっ、こちらこそ、よろしくね。」
クッキーは、ドキドキしながら辺りを見回すと、マリアはまた仁の隣にいた。
「なんだ、仁。また、マリアの隣かぁ?お前ら、ホント仲いいなぁ〜。先生は妬けるぞ。」
篠田先生は、2人を冷やかした。
なんという先生だ、困ったものだ……。

