俺「えっと…」

その女の子には何か
薄い何色と言ったら良いか分からないが
透き通る様な綺麗な羽が生えてて
ちゃん日本語 喋ってんだけど
人間…では無かった

何か耳 尖がってるし

'' 何よ、突っ突くわよ ''

俺「その耳で、か?」

'' どうやって突っ突くのよ、馬っ鹿じゃない?! ''

俺「何だ、コイツ
もう俺はキャラを選択したのか?」

'' 未だ
本当は私はナレーション役なの
アンタが何も知らないです~
ってウブな顔してるから
ちょっとムカ付いて
感情的に成っちゃって
反映されちゃったのよ ''

俺「良く分かんないが分かった
俺は結城、如月 結城だ
早くキャラ選択させてくれ」

'' 結城君は そんなに私が嫌か! ''

俺「まあな
俺も煩い奴は苦手だ
お前と 一緒で、な」

'' ハァアァンッ
…まあ私も結城君と お話する為に
此処に居る訳じゃないから
何か分からない事が有ったら呼んで
名前は… ''

俺「良いぞ
それよりキャラ選択させ…」

'' キーッ
もう習うより慣れてしまえ!
はいっ ''

何か妖精チックな生き物が
俺に選択肢を与えて来た

1、花
2、火
3、光
4、その他

俺「その他」

1、水
2、年
3、紫
4、その他

俺「その他」

1、刀
2、屋
3、葱
4、その他

俺「その他」

'' …アンタ優柔不断なの? ''

俺「いやパッと見 惹かれないし
どれ位その他に行けるのかな って」

'' そんなモン永遠に続くわよ ''

俺「え」

'' だってコレ人生ゲームよ? ''

俺「よし、分かってないけど分かったぞ」

'' 馬鹿にしてるでしょ ''

俺「いんや? 取り合ってくれて喜んでる」

'' っ// 早く決めなさいよ! ''

俺「じゃあ適当に選んでくれよ
何でも良いから」

'' 自分で決める って事が大事なの ''

俺「じゃあ2番で良いや」

'' 頑張って
その ~で良いや が
~が良い に成ります様に ''

そう言うと彼女は消え
画面に俺が選んだ2番の
交 の文字が出て来た

その周りに1文字ずつ文字が被さって
最終的に1つの章っぽい感じに
浮かび上がって来た

'' ― 一方通交換ノート ― ''

未だ画面が真っ暗なのに
絶対 可愛い声が聞こえて来た

「あ…あのぉ…」

俺「え何処? てか誰?」

「こ…此処です…」

俺「おわっ」

吃驚した

…目の前に居たわ

リロードの調子 悪いのかな

後…何だ此処…?

見た事の無い景色に
見た事の無い女の子

見た事 無いけど
何か何処かに本当に有りそうな位の
綺麗でも汚くもない景色

俺は何か…

「あ…あのぉ…!」

俺「あ御免御免…何?」

「お返事 頂けますか?」

待って、俺。

良く分からん いきなり の展開 過ぎて
えっと…えっと…えっと…えっと…えっと…

俺「俺も好きだよ」