「俺はな。最高の悲劇にしたい」

ふふふと笑みを浮かべ、歩く足を止めた
ちょうど雲が動いた
月明かりすらも雲が覆い隠す

真っ暗で
ものすごく美しい景色だ

『狂ってるなぁ』

はははとクロウも笑う


「狂ってない奴はお前を召喚したりしないさ」


『それもそうだ』