詠美はあまりのショックで何も言葉を返せない。
私とミンジュンさんとの間ではちゃんとした理由があって同じ部屋で過ごしているけれど、他人にはそういう風に見られているっていう事に全然気が付かなかった。
「そ、そんなんじゃない…よ」
テヒョンは苦笑いをして小さく頷いた。
「そうだよね…
でも、もし、そんな事を強要されてるんなら、いつでも僕に言ってほしい。
すぐに詠美を連れに行くから。
それと、今の事はちゃんとジノ兄さんに伝えとく。
詠美、僕はミンジュン兄さんの事は嫌いじゃないけど、でも、結構女の人と遊んだりしてる人なんだ。
だから、もし、本当に困ってたら」
「大丈夫!」
詠美はテヒョンの言葉を遮り、大きな声でそう言った。
「ミンジュンさんは、昔はそうだったかもしれないけど、今は…
今は、違うと思うんだ…
だから、心配しないで、私は大丈夫だから…」
詠美は珍しくテヒョンとの勉強会をキャンセルした。
何だか頭痛がするし体も疲れている。
詠美はフロントから届けられたクリーニングを受け取ると、いつものようにミンジュンの部屋へ置いた。
ミンジュンの部屋の大きなキングサイズのベッドを見ると、また頭痛がし出した。
やっぱり私はテヒョンのあの言葉に相当凹んでいる。
人にどう思われようとあまり気にしないタイプだったのに、何でこんなに気が重いんだろう。



