ミンジュンが私を溺愛すぎる件




詠美はオーディションのフォローの仕事を人一倍頑張った。
今では、テヒョンも助っ人に来てくれている。

一次オーディションを終え、昨日から二次のオーディションに入っている。
二次のオーディションには、簡単な韓国語の入った台詞を言う演技のテストもあった。

皆、必死に韓国語を覚えている中で、テヒョンは善意で韓国語を指導をしている。
詠美は嬉しかった。
テヒョンの生き生きとしている姿は、詠美に元気を与えてくれる。

詠美はテヒョンと裏のスタッフルームで昼食を取っていると、テヒョンが詠美に何かを聞きたくてもじもじしているのが分かった。


「テヒョン、何か私に聞きたいことがあるの?」


詠美がペットボトルのお茶を飲みながら何気にそう聞くと、テヒョンは大げさにため息をつく。


「じつは…

ごめん、えいみ、かんこくごではなしていいですか?
ちいさなこえで、はなしますから」


詠美は小さく頷き、外の廊下を見に行く。
誰もいない事を確かめないと、特にミンジュンさんに見つかったら大変な事だ。
あの一件以来、詠美もテヒョンもその件に関しては神経質になっていた。