ミンジュンが私を溺愛すぎる件




大股で歩いて来るその姿はミンジュンに間違いない。
詠美もいつの間にかミンジュンの方へ向かって走っていた。

え…? ミンジュンさん? ミンジュンさんだよね…
会いたかった…

ミンジュンは公園の大きな桜の木の影で詠美を捕まえた。
抱きしめてキスをしたいけど、真昼間の公園の中でそんな事はできない。


「もうスマホには出ないし、家にもいないし…」


ミンジュンは涙でぐしょぐしょの詠美の顔を見て笑った。
大きな目から出てくる涙の粒もどうやら他の人よりサイズが大きいみたいだ。


「ミ、ミンジュンさん…
どうしたの…? 急に…」


ミンジュンは誰もいないのを確かめて、詠美を力いっぱい抱きしめた。


「だって明日は詠美の誕生日だろ…
最高の誕生日プレゼントを準備して戻ってきたぞ」


「誕生日プレゼント…?」


ミンジュンは右側の口角だけを上げて意地悪そうに笑った。


「とりあえずこの二か月で、何とか仕事の目処をつけた。
後は、俺が張り付いて韓国に居なくてもどうにかなる」


詠美の心臓は飛び出しそうなほどドキドキしている。


「ま、しばらくは、東京とソウルを行ったり来たりになるけど。

詠美、結婚するぞ…

そして、明日の詠美の誕生日には、二人で暮らす家を探しに行こう。

俺達は、本当の家族になるんだ…」