「だから、私は、ミンジュンさんとの恋人の契約を解消しなくてもいいってことですよね?
そうすると、テヒョンさんは、クビにならなくてもいいということ…
で、いいでしょうか…?」
また、テヒョンの事か?
詠美は勝手にすっきりした表情を浮かべ、さっきまで手を付ける事もなかった料理を一口つまんで食べている。
美味しい、美味しいとほっぺに手を当て喜んでいる。
俺は詠美に振り回されたくない…
でも、こういう事を思う自体が、きっとすでに振り回されているのだろう。
可愛い、可愛いって、千回叫んでも足りないくらい、今の詠美の笑顔は可愛すぎた。
「残念ながら、テヒョンのクビは変わらないよ、子猫ちゃん…」
ミンジュンはそう言って、詠美がすぐに話し出さないように詠美の口にまたお粥を持っていく。それも量たっぷりで…
「恋人の契約は解消する。
それは、もう決めた」
詠美はモグモグしながら、何か言いたそうな目で俺を見る。
「何でだか教えてやろうか…?」
やっと口の中のお粥を?み込んだ詠美は、大きな目をますます大きくしてミンジュンの言葉を待った。
何かまたすごい契約事項を言い出すんじゃないかと、ドキドキして…



