「ご飯が届くまで、ゆっくり寝とけばいい…
詠美が頑張って仕事をしてる事は、俺はちゃんと分かってるよ。
きっと、疲れが溜まったんだな…」
ミンジュンはそう言いながら詠美を寝かし、頭を優しく撫でた。
ミンジュンが部屋を出た途端、詠美の目からまた涙が溢れ出す。
ミンジュンさんが好き…
期間限定のつき合いだとしても、好きになる気持ちは抑えられないよ…
ミンジュンは届いた料理をテーブルに並べ終えると、詠美の様子を見に部屋へ入った。
詠美の部屋は、ベッドの脇にある間接照明のほのかな灯りだけで薄暗くて寒い。
「詠美、起きれるか?」
ミンジュンの声に驚いた詠美は、ゆっくりと体を起こした。
鎮痛剤が効いてきたせいで、さっきよりも体が軽く頭痛も治まっている。
「うん、大丈夫そう…
薬が効いたみたい」
すると、ミンジュンは詠美を横向きに抱き上げた。
「ミンジュンさん、大丈夫だよ… 歩けるよ…」
ミンジュンは詠美の声を無視して、ダイニングテーブルまで連れて行った。
「俺のせいで疲れてるんだ…
いいから、黙って、俺の言う通りにして」
ミンジュンは詠美を椅子に座らせると、テーブルに並んでいる色とりどりの料理を小皿に取り分けた。
そして、かぼちゃ粥に関しては、取り皿に山盛りに入れてくれた。



