電車が通り過ぎるまで

そういうと、
彼の顔が近づいてきた。
春。
出会いと別れの季節。
桜は、何百年と生き、
それをたくさん見てきた。
急に、強い風が吹いた。
桜の花びらが舞い上がり、
私たちを包み込む。
それはまるで、
『幸せになってね』と、
祝福されているようだった。