電車が通り過ぎるまで

「約束、果たせたね」
そういって、笑った。
彼は、私より一個上で、
もう、大学生だ。
「うん!」
私も笑う。
言いたいことも、伝えたいことも、
たくさんあった。
何を話そうか、考えていた。
だけど、ひとつしか浮かんでこなかった。
「大好き!」
「僕も、愛していますよ、叶笑さん」