「ねぇ、叶笑さん」
落ち着いたのか、
彼は、私の目を見る。
「叶笑さんはね、
事故の後遺症で、
記憶がなくなっていくんです。
だから、僕のことも忘れてしまった。
だけど、大丈夫です。
学校を卒業したら、
必ず迎えにいきます」
「本当に?」
「ええ、約束です」
落ち着いたのか、
彼は、私の目を見る。
「叶笑さんはね、
事故の後遺症で、
記憶がなくなっていくんです。
だから、僕のことも忘れてしまった。
だけど、大丈夫です。
学校を卒業したら、
必ず迎えにいきます」
「本当に?」
「ええ、約束です」



