電車が通り過ぎるまで

私は、ひたすら走った。
二人は、付き合っているのだろう。
いや、結婚までしているかもしれない。
だって、二人とも名字は同じだし、
あんなにやさしく笑っているのは、
見たことないはずだ。
胸が苦しくなった。
これが、恋なのかもしれない。
いわ、これが初恋だ。
大切な二人だから、
私は幸せになってほしい。