「えっと、その...」
私は、ちいさな声で、
ボソボソと言う。
私はひとつ、深呼吸した。
「えっと、
ずっと前から知っている人で、
その、自分から隙間を作ったのに、
急に彼から、隙間を作られて...」
どう、続ければいいのか、
わからなかった。
先輩も、キョトンとしていた...
(どうしよう、どうしよう...)