「ありがとうございます」
そういって、
もう一度頭を下げる。
私は、ただただなにも言わず、
首を横に降った。
「あの、このあと時間って...」
(ダメだ...)
私は、彼にペコリの頭を下げると、
その場から逃げ出した。
これ以上、人と深くか変わりたくない。
いつかは、忘れてしまうのだから...