「あぁ…今日から時空(タイム)に配属かぁ。今まで普通警察(オーディ)に居たから勝手が分かんないんだけどなぁ。
すっげぇ不安だよ…はぁ。」


溜め息混じりに、ドボトボと暗く歩いているのは、本日付で時空警察の方へと配属が決まった青年―レオ。

レオは時空警察の棟に入って、昼に来るよう言われている部屋へと向かっているのだが、チラホラと居る時空警察のメンバーからの視線が些か痛く感じている。

これはレオ自身も分かっているのだが、制服が彼らのと異なるためだ。

レオが所属していた普通警察と、これから配属される時空警察とでは全く制服の作りが違う。
そのため、周囲からの視線が痛く感じる。これは仕方のないことなので、早く呼び出されている部屋へと向かう。