愛言葉

「みのり! 大丈夫?」
葉月は、私の顔を覗き込んで不安そうな表情を浮かべた。
「うん、もう大丈夫。心配かけてごめん」
私は、苦笑いしながら葉月が持ってきてくれた水をゆっくり口に含んだ。
「みのりが体調崩したりしてるしそろそろ出る?」
楓真の言葉に「そうしよっか」「早く他のとこ行こうぜ」と、2人とも反論しなかった。
私達は店を出ると、近くにあったゲームセンターに行った。
4人でプリクラを撮り、皆で変顔をしたりしてかなり盛り上がった。
そのあとはショッピングセンターに行き、楽しすぎてずっと笑っていた。
電車に乗って帰ったあと、私たちは数年前に通っていた小学校に向かった。
校庭で遊んでいると、教室の窓に人影が見えた。
「ねえ、あれって金田先生じゃない?」
金田先生は、私たちが小学生の頃に学校で1番かっこいいと言われていた先生だ。
「金田先生~!!」と、葉月と私で呼ぶと、ベランダに出てきてくれた。
手を振ってくれて、私たちのテンションはかなり上がっていた。
「ほら、葉月、楓真が嫉妬しちゃうからほどほどにしなよ」
私が葉月の腕をつつき、葉月に言うと「みのりもね。理仁に嫉妬されるよ」と言い返された。
私はその言葉の意味がよく分からなかった。