いつものお茶を一口飲んだらお腹が鳴った。


「梨華、お腹すいてるの?」

「すいてるわけじゃないんだけど…」
明るく言いながらお腹をさすった。


恋をしてるから食欲が無いだけ


「何か食べに連れてってあげたいけど、講座終わるまでは無理だな~今は教師と生徒だから」

「うん、わかってる。こうやって一緒に過ごせるだけでじゅうぶん幸せ」


「本当にいい子だね」


先生の顔が近い

静かな教室の中では、心臓の音も聞こえてしまいそう。