心の鎮痛剤を下さい-夜間生涯学習の先生-(実話)

先生はハサミを取り上げて床に投げつけた。

そして
しゃがみこんだ私を抱きしめた。


「別れるから、ごめん、こんな事させて、やっぱり俺はやり直しても同じ事しちゃう、よくわかったよ…俺は最低だな」


先生?

どうしてそんなに泣いてるの?

こんなのいつもの事でしょう?

先生の言うとおりにしただけだよ。




「俺、不器用で…いっぱい傷つけちゃって、ごめん」


仕方ないよ

それが先生の愛し方なんだから。



「冬の花火、連れてってあげれないね、ごめんね」


あの教室での約束。

「覚えててくれたの?」

「当たり前だろ」


涙があふれ出てくる。