「何もないじゃん…もしかして削除した?」

「そんな事、するわけないでしょ」


もう、あきれるしかなかった。


先生は、チラッとこっちを見て目をつり上げた。
「なんだよ、その顔は!」

強くつかまれた手首は折れそうに痛い。


また、紫色になって治るのに一週間はかかる。


黙っていたら
今度は髪を引っ張られて頭を壁に押し付けられた。

「本当に俺の事愛してるのかよ!?」

何度も壁に頭をぶつけられて、意識が少し遠のいた。