心の鎮痛剤を下さい-夜間生涯学習の先生-(実話)

ガチャッ

カギを開けて安心したのか、本格的に意識を失くした。


断片的に覚えているのは

ナッチの叫び声と
タクシーのおじさんが抱えて運んでくれた事
病院で『意識レベル2』と言われた事。



ものすごい吐き気と頭痛に襲われて一気に目が覚めた。

私は病室のベッドに寝かされていた

腕には点滴が下がっている。


横を向くとナッチが目を真ん丸くしてこっちを見ていた。

「気がついた!?良かったぁ~」