「だけど、講座の子に手を出すわけにもいかないから、気持ち抑えようとしたけど、好きだからつい抱きしめたりキスしたり…中途半端な事して傷つけたよね、ごめん」


「ううん、先生の今言ってくれた事がすごく嬉しくて、それだけで…」

うれし涙が頬を伝った。


「校長には遊びだって言うしかなかったんだ…」

「うん」



「泣くなって、ちゃんと付き合うのは講座終了してからでもいい?11月になっちゃうけど」

「講座、続けられそうなの?」