「俺も、お前のこと好きだ」



やっと事で出した言葉。



それを聞いて土田は目を見開いてこっちを見ている。



「本当か...?」


「あ、あぁ」



確認をとる土田に、静かに頷く。



「まじか...」


「なんだよ、嫌なのか?」


「んなわけねーだろ。」


「ならいいじゃねーか」


「あぁ」



そう言って向かい側から俺の隣に来る土田。



「なぁ、抱きしめてもいいか?」


「っ、あぁ」



真面目な顔でそんな事言うなよ、俺結構緊張したんだぞ。



ギュッと俺を抱きしめた土田。



「なんか...夢みてぇ」


「だったらどうする?」


「怖いこと言うなよ!」


「冗談だよ」


「よかった」



なんか、こんなに喜ばれると俺も嬉しくなる。



全部、お前のせいだからな、土田。