いつの日かの悲劇が起こった横断歩道を渡りながらわたしは悠に尋ねる。 「部活とかしないの?」 わたしは店の手伝いがあるし、友達もいなかったから入っていなかった。 だけど悠なんかは絶対部活してそうなになあ。 意外だな。 「あー俺?んー、興味ねー。」 そう言って軽くわらう。 「興味湧いてきたらするかも。」 「なにそれ、変なの。」 悠は全部に興味を持ってそうなのに。