めまいのする頭を押さえながら顔を上げれば、 画面に映し出されるたくさんの笑顔。 『悠ーー!早く元気になれよー!』 『なんで言ってくれねえんだよ!!俺たちに頼れよー!』 『悠ちゃん!!好きです!』 『あははっ、今告るところー?』 溢れ出る笑顔。 生き生きとしたみんなの表情。 きっと俺に向けられているのだろう、穂花の小さな微笑み。 きっと俺は、このために生きている。