ばあちゃん、お母さん、お姉ちゃん、そして悠とわいわい食卓は盛り上がっている。

こんなに騒がしくなったのは久しぶりかもしれない。


さばさばしたお母さんだって大きな声を出して笑っている。


友達ができるっていいな。

こんなにも楽しいんだな。


まあ…ごっこ、なんだけどね…


わたしはばあちゃん特製のみたらし団子を口に運びながらみんなの会話に耳を傾ける。

「うわあ、おばあさん、このお団子めちゃくちゃ美味いです!!」

「あらあ、嬉しいわ。」

悠はお世辞がうまいんだから。

「おっ!!俺蒲焼大好物なんすよ!おかわりいいですか?」

「どうぞー。」