「穂花ちゃん、だっけ?」 話しかけられてかき氷を慌てて飲み込んで、はい、と答える。 「かわいいね。」 「ゴホッ、ゴホッ、…っえ?」 いきなりのことに頭がついて行かず、美菜ちゃんの従兄弟さんをまじまじと見つめる。 悠と美菜ちゃんは二人で喋っていてこちらの会話に気づいていない。 髪の毛は金髪に染めていて、ピアスもたくさんつけていて、いかにもチャラ男って感じだ。 こういう人に慣れていないわたしは挙動不審だ。 「ビキニもすごい似合ってるね。」 そう言って微笑む蓮さんがなんだか怖い。