HEROに花束を(完)


「んん!最高っす!」


悠はこの前のようにあっという間に我が家に溶け込み、ぱくぱくと食べている。


「まあ、悠くんったら。」


お母さんは目をハートにしている。


「どうぞたくさん食べていきなさいな。」


ばあちゃんまで悠を甘やかしている。


ちらっと横目で悠を盗み見ると、やっぱり…ドキドキする。


意外とかっこいい容姿だし、切り長の瞳は少しだけ色っぽくて…って!悠が色っぽいとか意味わかんない…!


もう自分が自分で恥ずかしいよ。