ガバッと布団を剥ぎ取られた先には眉間にしわを寄せたお姉ちゃんの顔。


「もう朝から何なの!」


「だってー!」


わたしはまた顔をおおう。


「言っちゃったんだもん!」


「はあ?何を!」


「勢いに任せて!」


「だから何を!!」


「告白しちゃったのーー!」


わたしはそう叫ぶと、ぎゅうっとまくらを抱きしめた。



『好き。』



ばあかあーーー!!!


なんなんだ!


どうして言っちゃったんだ!



どんな顔してたっけ、わたし?


あの後、悠を置いて一人で帰っちゃったんだっけ???送ってもらってた側なのに???


最悪だーーー!!!