わたしは言いかけて、息を飲んだ。

一気に世界が色褪せて、真っ暗になる。



「…久し…ぶり。」

「こいつ、俺の幼なじみ。」



心臓の音だけがやけに鮮明に聞こえて、

どこか遠くで叫んだ子供の声だけがガンガンと脳裏にこだました。






ー息が


できない。