悠の腕が足に回ったかと思ったら、 ヒョイっとわたしはおんぶをされた。 「っ…おも、くない?」 ねずみ男のマイペースでふわふわしてる悠に全体重をかけていると思うと申し訳なくなる。 「めっちゃくちゃ重い。」 「ご、ごめん。」 「フッ、嘘に決まってんだろ。全然軽いから。」 そう言ってクスって笑う悠の声をを聞いただけで、安心しきってしまうわたしはどれだけ悠を信頼しているのだろうか。 ー悠の笑顔が好き。