*‧・❁˚.・*❁*‧・❁˚.・*❁yabuki*‧・❁˚.・*❁*‧・❁˚.・*❁
「…よし」
朝、身支度をして1階のリビングに降りると、家の人が笑顔で迎えてくれた。
「おはよう、矢吹くん」
「おはようございます」
「わあ、制服すっごい似合ってるね」
恵さんが嬉しそうにペタペタと触ってくる。
「ありがとうございます」
「………」
すると、恵さんは唸りながら制服姿の俺を見つめてくる。
「絶対にモテるよね」
「ああ、確かにかわいいし頭の回転も早いから女の子に人気ありそうだね」
恵さんの言葉にかなるさんが頷きながら納得する。
「…」
正直、「そんな事はない」と言いたかったけどあながち間違っていないから、反対する気もなれなかった。
自分で言うのもなんだけど、俺はかわいい見た目だからよく女子からきゃーきゃー言われる事が多い。
前の高校でも多少そんな感じだった。
「帰って来たら恋人出来たとかならないかしら?」
恵さんはなぜか心配そうに言うと、恵さんのお母さんは「それはないんじゃない?」と苦笑いで微笑む。
「そんな事あるわよ!
今の子は手が早いって聞くし」
いったいなんの根拠でそう言い切っているのだろうか?
いまいち恵さんの理解が掴めず、気にしないで朝食を進めていたら、恵さんが俺の側にやってきて爆弾発言をかましてきた。
「そうだわ! ねえ、こんな事ならあたしと付き合ったら良いと思うのよ!」
「はっ」
「何言ってんの?」
爆弾発言に一瞬空気がピタッと止まったかのように感じた。
いや、本当にこの人は何言っているんだろう。
「あたしね、矢吹くんの事最初から一目惚れしてたの! だから、あたしと付き合って! ていうか付き合いなさい」
しかも命令だった。
普通なら流れで流されるものだけど、俺はそうそう流されるような人間ではない。
「あの無理です。というか嫌です」
俺ははっきりと拒否るように断ったのだった。
「…よし」
朝、身支度をして1階のリビングに降りると、家の人が笑顔で迎えてくれた。
「おはよう、矢吹くん」
「おはようございます」
「わあ、制服すっごい似合ってるね」
恵さんが嬉しそうにペタペタと触ってくる。
「ありがとうございます」
「………」
すると、恵さんは唸りながら制服姿の俺を見つめてくる。
「絶対にモテるよね」
「ああ、確かにかわいいし頭の回転も早いから女の子に人気ありそうだね」
恵さんの言葉にかなるさんが頷きながら納得する。
「…」
正直、「そんな事はない」と言いたかったけどあながち間違っていないから、反対する気もなれなかった。
自分で言うのもなんだけど、俺はかわいい見た目だからよく女子からきゃーきゃー言われる事が多い。
前の高校でも多少そんな感じだった。
「帰って来たら恋人出来たとかならないかしら?」
恵さんはなぜか心配そうに言うと、恵さんのお母さんは「それはないんじゃない?」と苦笑いで微笑む。
「そんな事あるわよ!
今の子は手が早いって聞くし」
いったいなんの根拠でそう言い切っているのだろうか?
いまいち恵さんの理解が掴めず、気にしないで朝食を進めていたら、恵さんが俺の側にやってきて爆弾発言をかましてきた。
「そうだわ! ねえ、こんな事ならあたしと付き合ったら良いと思うのよ!」
「はっ」
「何言ってんの?」
爆弾発言に一瞬空気がピタッと止まったかのように感じた。
いや、本当にこの人は何言っているんだろう。
「あたしね、矢吹くんの事最初から一目惚れしてたの! だから、あたしと付き合って! ていうか付き合いなさい」
しかも命令だった。
普通なら流れで流されるものだけど、俺はそうそう流されるような人間ではない。
「あの無理です。というか嫌です」
俺ははっきりと拒否るように断ったのだった。