「わあ!制服似合ってる!やっぱり私の目に狂いはなかったわね!かわいい!」



お世辞は辞めてください⋯⋯。可愛くない⋯⋯。私。



「えーっと、それなんですけど⋯⋯」





「あ、ごめんね?前の学校のほうがよかった?」





なんか悲しそうな目で見てくるんだけど⋯⋯!





「い、いや、そうではないです」





実際でもあの高校じゃなくてもよかったんだけどこの状況言わなきゃいけないよね⋯⋯!





無言の圧力を感じる気がする!





「それはよかった!波留さんからあの高校の入学理由聞いて変えていいかなとおもちゃったのよね」





まあ、あの入学理由でよく通ったと思うよ⋯⋯。





「ああ、それから陽葵ちゃんが行く学校悠斗と一緒だから!」




え⋯⋯!



いや、でも学年違うし大丈夫だよね。





悠斗くんと仲良くしてると絶対いじめられる気がする⋯⋯!



だって、かっこいいもん。