悠斗くんは笑ってる。は、恥ずかしい⋯⋯。



「私もだし!」




ムキになって言っちゃったけど、本当に悠斗くんがいるだけで私は幸せを感じれるよ。



今日みたいな時に悠斗くんがいてくれて良かった。


そう伝えると悠斗くんはぱっと私から顔をそむけて、私の目の前に手を持ってきた。



「見るな」


なんてこと言ってるけど、悠斗くんの指の隙間からちゃんと悠斗くんの耳が赤いのが見えた。


私の言葉でこんなにも動揺してくれるなんて知らなかった。



ほら。


こんな些細なことでも私は幸せを感じることが出来るんだよ。



そうなったのは悠斗くんのおかげ。



「えー!見たい!」



なんて、そんな時間も楽しいんだ。