「お前ら誰に手出してるか知ってんのか??」


私の救世主はいつもピンチの時に現れる。大好きな声とともに。



「悠斗⋯⋯くん」



悠斗くんが来てくれた。




安心して涙が出てきてしまった。




破かれた制服を見て一瞬顔を顰めた悠斗くんは自分の上着を私に被せてくれて男達と向き合った。




「今から俺らいいことしようとしてたんだよなぁ」

「邪魔してもらったら困るんだけどなぁ」

「まぁ邪魔だから倒れてもらうけど」


男3人はイライラ気味。



中岡さんはふるふる震えている。携帯なんてとっくに地面に落としてる。



「は?俺を倒せると思ってんの?」




そう、悠斗くんが言った直後に男達が襲ってきた。



3対1。



でも、それを一瞬にして倒す悠斗くん。



それを見ながら私は固まって目を見開いていた。



なんでそんなことできるの⋯⋯。




3人を倒した後、中岡さんに向かって、