次の日⋯⋯
「ちょ、ちょっと待って!なんで手を繋ぐの!?」
「恋人だから当たり前だろ」
こ、恋人⋯⋯!!
なんで、そんな言葉を恥ずかしげなく言えるの!!
なんかこっちが恥ずかしい⋯⋯!
「え、でも⋯⋯」
「はい、いいからいくぞ」
なんで、悠斗くんそんなに積極的なの!?今までと全然違う。
ずっと、ドキドキしてる。
「えええええ!」
歩くの速いよー!
「「「きゃーーって⋯⋯え」」」
校門を通った瞬間女の子の叫び声が聞こえてきたと思ったらすごいはもってるんですけど。
なんかおもしろい⋯⋯。というか、普通に凄い。
「え、あの幼なじみ、なに手なんか繋いでんの」
「何様??」
「私の悠斗様がぁぁぁ!!」
最後の人⋯⋯。あなたのでは無いです。
というか、結構怖い⋯⋯。
人気者と付き合うってことはこういう事なんだって思い知らされた。
でも、こうなることは大体予想通りだった。
「じゃあ、またな」
「あ、うん!ありがとう」
教室まで送ってくれた悠斗くん。
今思うけど悠斗くんの彼女が私なんかでいいのかな。
みんな不満に思ってるみたいだし⋯⋯。
はぁぁ。

