【完】俺が幸せにしてやるよ




「い、いや⋯⋯」




内心焦ってるのわかったかな??





というか、さすが悠斗くん。余裕がある。




でも、そりゃそっか。私はそういう対象じゃないわけだし。





戸籍上妹だし。





って⋯⋯。最近自分で言って辛くなること多い気がする。




もう、どうすればいいの!これ。




と、焦ってるうちに家に着いた。




会話、ほぼなし。


せっかく二人きりになれたのに。私のバカ。



「あ、ありがとう。待っててくれて」




「いや。夜は危ないからな」




なんで、そんなに優しいんでしょうか。





陸斗くんなんかめんどくせーってすぐ飽きて帰っちゃったし。