【完】俺が幸せにしてやるよ






「それ、悠斗くんに失礼すぎるでしょ」





悠斗くんが私なんかと付き合うはずないし。





てか付き合えないし。





私的にはすごくつらいけど。なんで私が自虐的なのを思わないといけないわけ!?





「は?どこが失礼なんだ?」





「悠斗くんってモテるの」





「知ってるけど」





え、え、知ってるのね。




まあ、そりゃそうか。極度の鈍感じゃない限りあの女子の目線と言い何と言いでわかるよね。





「だからです」





「「は?」」





「ん?」





え?





そこで聞き返しますか。私理由を言ったつもりなんだけど。





「つまり申し訳ないなと」





「なんで」





「え、そりゃあモテるからです」





「?」





も、もういいです⋯⋯。




「よし!この話はやめにしよう!ところで、陸斗くん今日早いね」





「ああ、文化祭が終わったからな」





納得。




そういえば前文化祭いやだって言ってたもんね。






「悠斗くん。高校文化祭の話出てないけど⋯⋯」





「高校はない」





「え!?ないの!?」





ふつうあるよ!文化祭ない学校って初めて聞いたんだけど!





そうなのかあ。ないのか。