「悠斗ー!」




突然後ろから大きい声がかかって振り返ると⋯⋯




「⋯⋯美織」





まぁ、想像通りの人でしたよ。はい。





「東京来るからね?ちゃんと待っててね!」




素の美織ちゃんを知ってるからなのかこの態度は違和感しか感じない⋯⋯。




でも、可愛く感じるんだよね。⋯⋯ライバルなのに。




「陽葵はどうでもいいー!ばいばーい!」




「え、え!?ちょっ⋯⋯」




な、何!?急にどうでもいいって!




お泊まりした仲だよ!?ねぇ!




と言ってももう家の中に入っちゃったからどうしようもないけれど。




「何だったんだ」




美織ちゃん⋯⋯悠斗くん困ってるよ。





「⋯⋯何だったんだろうね」