「⋯⋯陽葵海行くぞ」



「あ、うん!」



手を引かれて、悠斗くんと二人で海に入る。



最初は冷たかったけど今は少しあったかい。


海とかプールとか、慣れるもんね。



気持ちいいな。




「可愛い。水着似合ってる」




え?




悠斗くんのほうを見ると私に向かって微笑んでいた。




「あ、ありがと⋯⋯」




え、なんであんな笑顔なの⋯⋯!



というかすごくキラキラしてる。




私とか可愛いって言われただけで今でもドキドキして心臓飛び出そう⋯⋯。




なのにその原因の悠斗くんはなんか笑顔だし。




「あの、なんでそんなに笑顔なの⋯⋯?」




いつもはそこまで笑顔じゃないのに。




「まあいいんだよ」



誤魔化された感凄いけど。




「悠斗くんもカッコイイよ」