美織ちゃんは美人だから、やっぱり黒基調のものかな。
似合いそうなんだけど、やっぱり水着っていうより下着って感じだし、悪く言うと⋯⋯
布きれ。
いいのかなこれで⋯⋯。
いや、やっぱり露出は控えめのほうがいいよね。
目のやり場に困るもん。
「陽葵?決まった?⋯⋯あ、これ?」
急に来たからびっくりした。
ってかばれちゃったし!
「い、いやこれはなおそうかなあと⋯⋯」
「あれ?似合わない?」
「いや、すっごく似合うと思うんだけど露出が⋯⋯」
多い。
「私には丁度いいわよ」
え⋯⋯。そうなの?
まぁ、美織ちゃんはスタイル良さそうだし、似合うと思うけど、恥ずかしさとかないのかな。
「これ気に入ったわ。これにする。陽葵はこれね」
そういって出されたのは最低限のところだけを隠してる危ない系のビキニ。
ではなく、ピンクで胸元にフリルがついているかわいらしいビキニ。
すごい可愛いんだよ。私も気に入ったんだよ。
でも⋯⋯
「これ私に似合う⋯⋯?」
「似合うわよ」
ほんとに⋯⋯?
でも美織ちゃんが選んでくれたんだし買わないとな。
美織ちゃんを信じよう。

